ありがとうございました、高倉健様

突然の訃報に驚きました。すでに初七日を過ぎての公表。なんとも高倉健さんらしいなぁ....と思いつつ、もう、彼は旅立ってしまったのだなぁと悲しい思いで胸がいっぱいになります。

私が高倉健さんの映画を観るようになったのは、会社を辞めてから(この病気になってからのことです)どうしてだか、彼の作品を観たいと思うようになったのです。高倉健さんの生き方に学びたい思いがあったのかもしれません。

以下は、私が残した映画とドラマの視聴記録です。もう一度、今日のこの日に再掲載させていただきたいと思います。





2011.07.22 新幹線大爆破

今年の2月、BSで放送された日本映画 東映作品「新幹線大爆破
新幹線を舞台にしたパニック映画、 このごろ、CSで昔の日本映画を見ることも多く、 そんな感じで、この作品も いつか観ることがあるかもしれないという 軽い気持ちで録画してた作品でしたが、ようやく見ました。

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そしたら、思ってた以上に見入ってしまい、 しかも、ストーリーが二転三転しながら事態が進むし、 時間忘れて、一気見でした。

初めて見たので、この映画については何も分からなくて それから、見終わった後、ネットで映画についていろいろ検索してたら なにやら、いろんなエピソードが出てきたので
これは、書いておきたいと思いましたので。



映画の公開は、1975年7月。
同時期に上映されたものとして『タワーリング・インフェルノ』があったそう。
70年代、なつかし感がハンパない子ども時代です。

あらすじ

それは国鉄(現JR)への一本の電話から始まった。
「東京発博多行の新幹線『ひかり109号』に爆弾を仕掛た…」
犯人の言葉は続く。
その爆弾は新幹線の速度が時速80kmを越えると起爆装置のスイッチが入り、
再び時速80km以下になると爆発すると言う。
デモンストレーションとして予告された貨物列車の爆発によって
デマでないことを知った国鉄は騒然となった。
新幹線ひかり109号には1200人が乗客として乗り込んでおり、
しかも新幹線は12時間後には博多に到着してしまう。
それまでに爆弾が解体されなければ乗客、沿線に凄まじい被害が及ぼされる。
1200人の乗客を人質にした犯人の狙いとは何か?
国鉄を脅迫する犯人、
乗客達を何とか救おうとする国鉄
犯人検挙に躍起になる警察、
事件を知りパニックを起こす乗客達、
そしてあくまでも安全且つ冷静に事態を収拾しようとするひかり109号の運転手及び乗務員達、
様々な人々の思いが交錯する、長い夏の一日は
はたしていかなる結末を迎えるのであろうか?


監督 佐藤純弥
原案 加藤阿礼
脚本 小野竜之助 佐藤純弥
撮影 飯村雅彦
美術 中村修一郎
編集 田中修
音楽 青山八郎
特殊撮影 小西昌三 成田亨
出演 高倉健 山本圭 織田あきら 宇津井健 千葉真一 
   小林稔侍 渡辺文雄 志村喬 郷金英治 永井智雄 
   竜雷太 丹波哲郎 黒部進 他

この映画、、新幹線が舞台の映画にも関わらず、 当時の国鉄の協力は全然得られなかったらしい。 そりゃあ、新幹線が爆破!なんて、国鉄にとっては由々しき問題ですからね、 頭硬い国鉄のお偉方は、許可出来なかったのでしょう。 なので、作品中の新幹線の走る映像は無許可で撮ったり、 はたまた模型を使っての特撮だったそうです。 プラレールとか(それでは、おもちゃか・・・) 鉄道模型とか、そういったものかな。 それらを「ホンモノ」ということにこだわって、製作したそう。


そうやって意気込んで作ったこの映画、 実は人の入りは思わしくなかったとのこと。 というのも、封切の2日前に映画完成したそうです。 だから、宣伝も出来てない。 故に世間に知られてない。 だから・・・・なのかも。 たくさんの人に見て欲しい感満載の予告映像が、ものすごくおもしろいです。


新幹線大爆破(予告編) - YouTube


さて、それと、もうひとつ、大事なこと。
実は、録画して観たこの映画、分からなかった部分がありました。 なぜ、犯人達がこういった犯行に及んだのかということ、 そのへんの描写が抜けていてイマイチわかりませんでした。 カットされてたんですよね。 ネットで調べてみたら、これ、フランスで上映されたほうだったらしいです。 フランスで上映された際、犯人の心情やらなにやらはカットされ、 テロであるってことを前面に出しての作品に替えたんだそう。 でもね、フランスでは、この作品、大ヒットだったそうです。 その後、逆輸入して、日本でも知られるようになって、 そしたら、オリジナル版も人気がでて・・・って経緯があるとのこと。 いや~、面白かったのでDVD買おうかなって思ってます。(笑)


主犯、高倉健ですよ。「不器用ですから・・・」の寡黙な男が これだけのこと(新幹線を爆破させる)をしてしまう理由を知りたい。(笑)
まあ、映画みてるうちに、「1人の犠牲者も出さずに身代金を得ようと完全犯罪を計画」という 健さんに、どうしたって、感情移入してしまうんですよ。

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時代は1975年(昭和50年)。
高度経済成長期な日本。誰もが未来に向かい希望を持つ時代。 だけど、日の当たる表には影である裏があるように、 自分の意思と無関係に社会からはみ出してしまい 行き場を失う人っているものなんですよね。今も、そうですが。 犯人の三人は、社会の落ちこぼれ「負け犬」という設定。 ひとりは(高倉健)家族や大会社に見捨てられた零細下請け工場の経営者、 ひとりは(山本圭学生運動から革命戦士になりそこねた活動家、 ひとりは(織田あきら)希望を持って沖縄から上京したものの 何もかもうまくいかない社会のはみ出し者。 こんな三人が、結託して日本の国家にまで挑戦しようとして、 結果敗北してしまうわけですが、そこに何ともいえない哀愁が漂っているんです。 彼らのどうにもならない、どうにも出来ない悲哀が伝わってきます。

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町工場の経営に失敗した男。 その彼にとって高度経済成長とは、 その象徴ともいえる新幹線とは・・・・。 そんなところの描き方がこの映画、素晴らしい。


だけど、ストーリー的にはツッコミどころも満載で、 都合よく話が進んだり、笑えてしまう部分も多いです。 今の邦画なら人気の役者さんをそろえて エンターティメント盛り盛りで、 派手におもしろ可笑しく、あえてコメディ路線にしてしまうかもしれない箇所を この作品では、みなが大真面目に演じているところもおもしろいです。 時代なんでしょうねー、こういうところは。


見せ場もたくさんあります。 私的に、イチバン「おおお!」と思ったのは、 すべてのシゴトを終えたときの 新幹線指令室長の倉持を演じた宇津井健さんの全身立ち姿。 その場面の、彼の背中なんですけどね。
背中で語れる男って、ステキです。


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この映画、傑作だと思います。 少し前にアニメ「ブッダ」を観た時に 「東映」はいったい何をしてるの?と思ったものだけど、 こんないい映画が昔、あったのか・・・と、 それなら、もっとガンバレ! と今回、思った次第です。

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2011.12.15 高倉健さんドラマ「これから~海辺 の旅人たち~」

例によってCSで見つけた高倉健さん主演の古いドラマ視聴記録。11月30日に放送して録画していたモノを観ました。

1993年単発ドラマ
日本民間放送連盟賞 テレビドラマ部門最優秀賞受賞。
海辺の老人ホームを舞台に、高倉健を始めとする登場人物たちの 静かに描かれる日常と入居者達の抱える個々の問題を交ぜながら、人と人との繋がりや、老後の行き方について考えさせられるドラマ

と説明書きがありました。

◇出演
高倉健、田中裕子、芦田伸介加藤治子樹木希林小林稔侍、神山繁上條恒彦吉行和子南美江、杉山とく子、纓片達雄、角田英介、佐藤忍原ひさ子、他

◇監督・(演出)富永卓二
◇脚本・寺内小春
◇制作・CX
◇時間・95分

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定年間近な主人公は年齢60才。典型的な会社人間で家庭を顧みることもなく、子どもも無く、心の離れた妻とは数年前に離婚。そんな彼、胃に影が出来たことを知り、一大決心をし、趣味である好きな釣りが出来、そして自分自身の療養のために海辺に近い場所にある、とある老人ホームへ入居。

「 此処は自分にとって終の棲家 」ということを意識する60の男。最初は自分より年上の老人達に馴染めないものの、色々な老人たちや、田中裕子演じる女性との心の触れ合いを通してラストは生き生きとする、、という、短いドラマながら、健さんらしさが見られる良いドラマでした。ホームの賄い婦として樹木希林が出ているんですが、お節介な世話好きなおばさん 。でも、彼女の云う言葉に主人公はハッとするんです。

「ひとはひとに世話をしたりしてもらったりさせられたり、、それで良いんじゃないの。」と。

「自分の事は自分でしますから、構わんでください」と、言い続けて来た男が変わるきっかけになった場面でした。やがては、誰でも年を取るもの。その時、自分はどこで何をしているだろうか‥‥なんて事をドラマ見ててふっと思いました。






そして......2014.2.26 「舟唄」を聴くとこの映画を思い出す


「舟唄」を聴くとこの映画を思い出す - ぼんやりと灯りを心にともしていたい


私のブログのタイトルは、この映画を観て、「舟唄」を聴いて決めたという....。




「駅 STATION」は、上映時間132分と、とても長い映画です。だけど、もう一度、「観たい映画」を選ぶなら、私は間違いなくこの映画を選びます。



駅 STATION - Wikipedia




2012年だったと思います。
NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀 高倉健スペシャル』と、『高倉健インタビュースペシャル』で『あなたへ』の撮影現場への密着取材に応じ、俳優生活初めて、自身のプライベートに関する事や俳優として思うことなどく語ったという番組が思い出されます。プライベートの高倉健さんは、どこにいるのだろう.....と彼のプライベート部分を探そうと番組を見た覚えがあります。結局、高倉健さんはカメラの前では高倉健さんそのものだったように記憶しています。(まあ、見つけられなかった...ということですが。)


長くなってしまいました。


改めて、高倉健さんのご冥福を心からお祈り致します。

ありがとうございました。

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te_mi

Author:te_mi


子ども達は自活。ようやく仕事に邁進しようと思った矢先に、とある出来事がきっかけでうつ病発症。人生は思い通りにいかないものです。現在、ツレとワンコとねこさん2匹と同居。


時々、笑い、時々、落ち込む、

そんな50代主婦のブログです。




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