10階はどこにあるの?(夢日記)

 私の部屋は3階。部屋の扉を開けると白い壁に白い床、白いベッドだけが置かれたワンルーム。3階は居住階のようだった。それにしては静かすぎる。部屋を出て扉だけが並ぶ狭い廊下の先にある階段を降りるとそこは3階とは別世界。目が眩むほどのネオンだらけの歓楽階。居酒屋あり、バーあり、スナックあり、なぜかゲーセンの前では客引きをしているおにいさん。雑貨店もある。通路は迷路のように入りくんでいて、そして大勢の人が往来している。

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 とても騒がしい。その中をかきわけて歩いていたら自分がどの通路を来たのかわからなくなってしまい、すぐ近くの店の人に「階段はどこですか?」と聞いてみた。店員は首を横に振る。日本語が通じない。仕方がないので階段を探す。

 その時だった。館内放送で私の名前が呼ばれた。『10階の社長室に来てください』との事。さっき私が話しかけた店員と目が合うと、左側を指差しする。エレベーターがあった。(なんだ、日本語分かっているんじゃないか、そして、私の名前も。)背筋に悪寒が走る。エレベーターは止まっていて上△のボタンを押すとドアが開き、私は中へ入る。ドアは閉まり上へ。
 そこで気づく。9階の次が11階。10階のボタンが無い。困惑している間にエレベーターは最上階の11階まで昇ってしまった。ドアが開くとそこは周囲が柵だけで囲われた屋上。ものすごい人であふれている。しかも11階とは思えないほど高く強風が吹きつける。ハッと我にかえると私が乗ってきたエレベーターに他人を押し退け我れ先にと乗り込む人たち。定員オーバーでエレベーターに乗れなかった人たちはブツブツ呟きながら外階段の螺旋階段を降りていく。
 ようやく階段を見つけた私は、その人たちと一緒に1階分降りる。室内へ入る扉を開けると、そこには9階の文字。その階は銭湯になっていた。前方には男湯、女湯に分かれたのれん。私が呆気にとられて佇む場所はロビーになっていて多くの老若男女が白いガウンを着て湯上がりの身体をふかふかのソファに沈めていた。
 その時、突然肩を叩かれる。驚き振り向くと紺色のスーツを着た能面のような顔の女性が立っていて、『社長がお呼びですよ、どうぞこちらへ。』と云われる。どこをどう通って行ったのかわからないまま、いつの間にか社長室の前に来ていた。一緒に居たはずの女性は居なくなり私ひとりだけ。コンコン、とノックして中に入る。
 
 「お父さん!!」
 
亡き父が大きな椅子に座って、私に言った。
 
「ここはおまえの来るところじゃない。帰りなさい。」
 
「来たくて来たんじゃない。それに帰り道がわからない!」
 
私は父に訴えた。
 
「大丈夫。歩いて行けば外に出れる。」
 
 私は狭い迷路のような通路にいた。私が居たはずの社長室は無い。仕方なく歩く。歩いて歩いて…。
 
 
それでおしまい。
 
 
 時々、亡き父の夢を見ます。いつもひとりで父は何処かに行ってしまいます。そして、夢の中の私はいつも目的地にたどり着けません。久しぶりにはっきりとした夢を見たので記録を。
 
 
 
 
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