訃報 漫画家・やなせたかし氏

アンパンマンの作者、やなせたかしさんの訃報。ご高齢のうえに、ガンを患っていたとのこと。一時は引退を思うときもあったそうですが、東日本大震災でその思いを改め、その後もたくさんの子供たちやおとなまでも、たくさん、たくさん励まされ、勇気付けられた方は多いはず。


アンパンマン」の主題歌の歌詞。♪ 何のために生まれて、何をして生きる...♪


この詞は、いまだに私自身に問いかけています。今の私だから、なおさらかもしれないけれど・・・・・。
下記の動画は「アンパンマン いのちの星のドーリィ 予告編(MAD)」
やなせ氏が、この映画は主題歌にある問いの答えと語っていたとか。



本当に本当にありがとうございました。子どもといっしょにたっくさん楽しまさせていただきました。心よりご冥福をお祈りいたします。






以下は、以前ブックマークしていた、やなせ氏のインタビュー記事です。


前向きに考えよう

現在と未来しかないの。

そうすると、現在とその未来をなるべく楽しく、なるべく面白く、生きたほうがいいんです。

過去のことを、いくら考えてもしょうがない。

 ――アンパンマンの絵本に、連載のメルヘン、それからアンパンマンの映画とフル回転。毎日忙しく仕事をこなせるというのは、それだけお元気だということですよね。

僕は93歳なんですが、目が悪くなり、耳が悪くなり、心臓も悪くなりで、もう「引退したい」と言ったんです。けれども仲間が許してくれない。

そして東日本に震災が起こって、引退だなんて甘いことは言っていられなくなったんですよね。それで思いとどまって、少し先延ばしにしたんですけれど。

何しろ目がよく見えないので「絵が描けない」と言うと、編集者は「わかりました。それでは月末までに5枚お願いします」と言って、全然、僕の話を聞いていない。で、相変わらず仕事を頼みに来るんですよ。ほんと、困ったものなんですけど。

僕はがんはやっているし、こっち側(左側)の腎臓は取ってしまってないんです。それからすい臓も、すい炎というのをやって上から3分の1を切り取っている。胆のうもない。この間は腸閉塞をやって、腸を45センチも切りました。心臓にはペースメーカーも入っていて、だからもうボロボロですよ。


―― よく「一病息災」と言われますが。


一病ならいいけど、僕は一三病ぐらいあるんだよ。病気だらけ。それだけの病気を持っていると、自分と向き合って暮らしていかないとね。

生きている間はなるべく元気に、楽しく暮らしたいと思っているわけ。悩んでいてもしょうがないのでね。だけど、そのために、よく誤解をされるんだよね、「やなせさんは元気だ」って。元気じゃないんだよ、ほんとは。

なるべく僕は、物事を前向きに考えるようにしているの。倒れるんなら、前のめりに倒れようと思っているくらいでね。同じ倒れるんでも、そういうふうに考える。

病院へ行ったら、きれいなナースさんはいるかなあ……とまず探して、あの人ならいいなあとか、そういうふうに思えば、病院へ行くのも楽しい。まあ現実は、そういうナースさんにばかり当たるとは限らないけど。

物事は後ろ向きに、いくら考えてもしょうがない。というか、そういうふうに思うようにしているわけ。嫌なことは、考えないようにしているの。考えたってムダですからね。やっぱり悪いほうへ悪いほうへ、考えてしまいがちでしょ。だから、無理に考えないようにするんだ。すると、なんらかの状況は変わってくるもんですよ。

血圧が高いとか、不整脈があると、何かいろいろなことを考えちゃう。

夜寝て、明日の朝、目が覚めなかったらどうしようかとか。

つい悪いほうへとね。

だからあえて、考えないようにしているの。




人生は「運・鈍・根」


人生にムダなことは、何一つありません。

全部、自分に役立つ、そして、やり続けることが大事。


―― 投げやりになることなく、ずっとこの世界で仕事を続けていられたのは、何が支えてくれたんでしょうか。


あのですね、この世界は「運・鈍・根」なんです。ですから「運」がよくなくちゃいけない。

そしてあんまり器用に、何でも簡単にできるっていうんじゃなく、いくらか「鈍」であって。

それからあと大事なのは、「根」。つまり、根気よくやらなくちゃいけない。それがあれば、どんな人でも、ある程度のところまでいけるんです。満員電車に乗っていても、いずれ席は空く。自分の座る席が必ずどこかに空くんで、その時、座ればいいんです。


――「運」、これは運命だからしょうがないですよね。自分ではどうしようにも難しいことです。


「運」は、自分でつかまなくちゃいけない。

このつかむということは、例えば漫画を描いているとすれば、仕事がこなくても、絶えず描いていなくちゃいけないんです。そうしないと、運は巡ってきません。やめてしまえば、そこで終わり。必ず続けていなくちゃいけない。

すると、何かしら運というのはやってくるんです。その時に、パッとつかむんです。ただ、つかむためには、自分がやり続けていないといけない。

あるバレエの評論家が、「やなせさん、私はこの頃仕事がすっかりなくなって、いったいどうすればいいでしょう」って聞いてきた。僕は 「それはねえ、あなたにとって、とてもいいんじゃないですか。いま、時間がたくさんあるでしょう。この空いている時間を利用して、バレエについての研究をしなさい。それを一生懸命やればいいんですよ」と言ったんです。

それから2年くらい経って、その人に会ったんです。「やなせさん、ありがとうございました。じつは言われた通り、私は仕事じゃなしに、やり残していたバレエの研究を始めたんです」って言うの。すると、その研究をやっているうちに、仕事がどんどんくるようになったって。そういうもんなんですね。つまり、やっている人のところには、なぜかくるんだ。何もしてない人のところにはきません。

いま、世の中は不景気で、困った、困った、困ったということが溢れていますけど、困ったと言ってるだけじゃ、何も始まらない。絶えず、自分がやっていないとダメなんです。どんな状況になっても、やり続ける。その場を楽しむように。

それと根気なんだよね。やっぱり、根気がないとダメなんだ。


―― 漫画家になりたいという強い思いがあって、いまは絵本を中心にお描きになっていますけど、それまでやってきた仕事とはつながっているんですか?


そうだね。巡りあってしまうと、それまでやってきたことが全部役に立つ。テレビで『それいけ! アンパンマン』の放映が始まったでしょ。僕は以前、アニメーションの仕事、それからシナリオの仕事もやっていたから、シナリオをパッと見て読めるんですよ。シナリオって初めての人にはちょっと読みにくいと思うの。ところが僕は、シナリオの仕事もやったから違和感なくパッと見て読めるんです。あとステージの仕事やなんかもやっていたので、アンパンマンのコンサートをやる時にそれが役立ちます。

僕はもっと若い頃に世に出たかったんです。

ただ遅く出てきた人というのは、いきなりダメにはなりません。こんなことをしていていいのかと思っていたことが、みんな勉強になり、役に立っていく。人生にムダなことなんて1つもないんですよ。

やなせたかし 何のために生まれてきたの? / PHPビジネスオンライン 衆知|PHP研究所より引用しました。



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