「いいおじいさんの話」小川未明

人のよいおじいさんが天使に出会い話をすることにより、もうすぐ子供が生まれる、という夫婦に助言をしてその家を笑いのある明るい家庭にするということが話の中心。

おじいさんは、子供が生まれる家の主人に「子供が生まれるのだからちゃんとした生活をしなくてはいけない。」と言います。その後、その家の主人はまじめに仕事をするようになり奥さんにも優しくして笑いのある明るい家庭になりました。もう大丈夫…とおじいさんが思っても、天使は人びとの生き様が心配な様子をおじいさんにみせます。
その時、天使がおじいさんに言った言葉がコレ。

どの人が生まれてくるときも、健やかに、平和に育つようにと思って、心配するかもしれません。そして、親たちは、みんな子供を大事にしなければならないと思いますのに、いつか自分たちのことにかまけて、忘れてしまいます。生まれない前までは神の力で、どうにもすることが出来るけれど、ひとたび、世の中のものとなってしまえば、神の力の届くはずはありません。人間にすべてを悟る力を神は与えたはずですけれど、それを忘れてしまえばまた、どうすることもできないのです………。

小川未明…という人物の存在を初めて知りました。童話作家です。この話から、小川未明と云う人はキリスト教信者なのかと思い、ネット検索してみるとそうではなく「原始キリスト教」という言葉が出てきました。そこまで思いを巡らせて考えてしまうともっと深いところまで知らなければならなくなるようで、今の私には限界を感じたので、そのことだけを頭のすみに留めておこうと思いました。それにしても、童話といいつつ子供向けではなく大人向けの作品のように思います。天使がさびしそうな姿でたたずむ様子やおじいさんの心象風景が読後の余韻として残りました。


いいおじいさんの話

いいおじいさんの話

1925年の作品です。

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