「美の壺」で『背広』

昨夜、22日(金)夜10時から放送の「NHK 鑑賞マニュアル 美の壺」は『背広』特集でした。最近は、スーツというと、びっくりするくらいの安値で売られていたりする場合もあって、リーズナブルな製品も多く出回っていると思いますが、でも、この番組に登場した仕立て屋さんが作る「背広」は、本当に素晴らしい逸品でした。背広を「一枚の布で作る芸術品」という表現をしていたけど、それは、長いことその仕事を携わってきた職人の技が無くては生まれないわけで、熟練の仕立て屋さんの手と目と感覚と、ひとつの背広を作り上げることに対して魂を込めて作業している様子が垣間見られておもしろく見ました。
番組の中で紹介された「背広のツボ」は、三つ。

1、「ラペルは背広の顔」
下衿の部分ですね。前釦をかけたときのVゾーンと首から胸にかけてのバランス、それから、ノッチドラペルとピークドラペルの印象の違いを紹介していました。ラペルから胸の部分には型崩れを防ぐため「芯」が内部に縫い合わさっているわけですが、第一釦の衿の返りの箇所の芯地についての説明がとても興味深かったです。カタカナのハの字を描く「ハ刺し」という縫い方で芯地と生地を細かく、無数に針を刺して縫い合わせる作業は初めて見たし、初めて知りました。それによって立体的な美しい背広の顔を作り出すことが出来るんですね。

2、「後ろ姿にダンディズムあり」
背中に醜いシワが出来ないことが、良い仕立ての証だそう。着用した時、どこの部分にシワが出来るかってことは、背広を選ぶ上での重要ポイントだし、それを分かっているだけで自分の体型にフィットした背広を選ぶことの目安になるのではないかと思います。番組では、老舗の洋服店を営む仕立て屋さんの仮縫いの様子やアイロン掛けの様子が紹介されてて、テーラードスーツを作るうえでの妙技がいろいろ紹介されて、これまた、興味深く見ました。

3、「時が織りなす生地の味わい」
生地選び・・・ですね。番組では1日に8メートルしか織れないという「低速織機」と呼ばれる織り機と、1日に200メートル織るという現代の織り機を比べていました。再評価されているという半世紀前の製法による「低速織機」で織られた「ビンテージ生地」といわれる生地を紹介。生地の織り方も大切なんですね。


と、なかなか見応えのある内容で、番組に登場した背広も、テレビの画面を通してみても「素晴らしい逸品」と分かりましたし、目の保養をさせてもらいました。私なんかは、どうしても、デザインより裾をめくって内側を見たりしてしまうほうなので、(笑) 「もし、この背広、直に眺めることができたらなー」なんてテレビを見ながら思ってしまいました。


「NHK 鑑賞マニュアル 美の壺」
http://www.nhk.or.jp/tsubo/index.html



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