2010全日本大学駅伝を観た

名古屋の熱田神宮から、三重の伊勢神宮までの106.8kmを走る、
11/7に行なわれた全日本大学駅伝、
リアルタイムでは見れなかったので、録画していてちょこちょこ見てました。
ようやく見終えたので、記録しときます。

今年の出場25大学は次の通り。

日本大学、東洋大学、明治大学、早稲田大学、山梨学院大学、中央大学、札幌学院大学、
東北福祉大学、東北学院大学、駒澤大学、東海大学、城西大学、国士舘大学、帝京大学、
日本体育大学、信州大学、名古屋大学、中京大学、京都産業大学、立命館大学、
奈良産業大学、第一工業大学、広島大学、日本文理大学、長崎国際大学



・区間賞

1区(14.6㌔)  設楽啓太(東洋大)   42分42秒
2区(13.2㌔)  鎧坂哲哉(明治大)   37分38秒 ※区間新
3区(9.5㌔)   由布郁人(駒澤大)   27分02秒 ※区間新 
4区(14.0㌔)  佐々木寛文(早稲田)  40分23秒  
5区(11.6㌔)  志方文典(早稲田)   33分47秒 ※区間新
6区(12.3㌔)  窪田忍(駒澤大)    36分03秒
7区(11.9㌔)  飯田明徳(駒澤大)   35分09秒
8区(19.7㌔)  G・ベンジャミン(日大)   56分42秒


・最終結果

優勝  早稲田大  5時間13分02秒 ※大会新 (15年ぶり5度目)
2位   駒澤大   5時間15分22秒
3位   東洋大   5時間16分21秒
4位   日本大   5時間19分18秒
5位   東海大   5時間19分45秒
6位   明治大   5時間19分52秒

以上シード権獲得

7位   日体大   5時間20分00秒
8位   中央大   5時間20分32秒
9位   山学大   5時間21分05秒
10位   帝京大   5時間22分04秒
11位   城西大   5時間22分05秒
12位   国士舘   5時間25分06秒

出雲を圧勝した早稲田が大会新記録で15年ぶりに優勝して、
これで箱根を制すれば3冠というところまできました。
出雲はスピード色が強くてテレビで見てても
全体が分かりづらかったということもありましたが
伊勢路を走るこの大会は距離も長く、
各チームの戦力とか有力選手の仕上がり具合がある程度見えてくるのでおもしろいです。
特に、お正月の「箱根」を楽しみにしている者にとっては、なおさら。
なので、全日本と名前は付いていますが、
どうしても関東のチーム中心に見てしまいます。
東北から東北福祉大、東北学院大など、出場しているのですが。


結果はどうだったかというと、上に示す通り、
早稲田・駒澤・東洋の3チームは総合力で抜けた存在だったように思います。

早稲田の1区は矢澤曜君(3年)。エースの彼で一気に行きたかったんだと思いました。
けれど、東洋の設楽啓太君(1年)(双子の兄です。弟は5区に走った設楽悠太君)が、
矢澤君にピタリとついて矢澤君の心理を突っつく展開。そして、矢澤君は失速。
設楽君は快走、見事でしたね。

追う側と追われる側、駅伝はそういったところが目に見えてわかるのもおもしろいです。

さて、一区で遅れてしまった早稲田ですが、
2区の大迫傑君(1年)、4区佐々木寛文君(2年)で取り返すと、5区志方文典君(1年)が
区間新の走りで盛り返し、そのあとでした。
6区の猪俣英希君(4年)が区間2位の走りで東洋の田中貴章君(3年)を引き離し・・・

この6区の猪俣君は、この日、初めて知ったのですが、福島県の会津高校出身、
早稲田大学には一般試験で入学した選手だったんですね。
高校時代、陸上で名前を馳せたひとたちは、主にスポーツ推薦や、
特待生として大学に入学することが多い中、
一般で入学して、陸上も続けるというのは立派だと思います。
なんだか猪俣君の走りを見てたら、「お母さんはどれほどうれしいだろう」なんて、
親の気持ちになって見てしまったところがありました。
話を戻すと、こういった選手が、突然、ポツンと出てきていい走りをするというところも
駅伝を見てておもしろいところなんです。

さて、早稲田のことばかり書いてますが、
区間新の顔ぶれを見ていて気付いたことがあります。
「早稲田は強い」
「東洋には柏原竜二(3年)がいる」 
と、そのへんばかり目立ってしまっていますが、
区間新だけを見ると、駒澤大学の存在の大きさが見えてきます。
区間賞を獲った選手が3人。それに、大きく失速した選手もいません。
それできっちり2位にいるんです。終始目立たなかっただけにちょっとこれは注目かも。
千葉健太、久我和弥、上野渉、撹上宏光の強力な2年生カルテット。
そこにナンバーワンルーキーといわれている油布郁人君(1年)が交じり
駒澤大学、今後も目が離せません。


さて、さて、出雲・伊勢を制した早稲田。
今回も渡辺康幸監督(37才)の胴上げはありませんでした。
出雲駅伝をテレビで見てたとき、胴上げのために減量しています!!的なエピソードに
笑ってしまいましたが、「箱根」で、胴上げは見れるでしょうか?


それにしても、長野県にある佐久長聖高校はすごいですね。
東海大学の村澤明伸君、駒澤の千葉健太君、
早稲田の8区を走った平賀翔太君に4区で1位に押し上げた佐々木寛文君、
みなさん佐久長聖高校の同級生で、現在、大学2年生です。
早稲田の今年入ったルーキーの大迫傑君も佐久長聖高校。
こんな感じだと、高校駅伝も楽しみになってきます。


全国高校駅伝
http://www.koukouekiden.jp/


それから、もうひとつ。
駅伝のテレビ中継(録画)を見ていていつも思うことは、
上位のチームばかりが目立って映ること。
その時も、中盤や下位では競技は行なわれているわけで、
出雲の中継は、本当にひどかった。
今回は、バイクリポートなどはありましたが、でも分からない部分も多かった気がします。
例えば、2区。
東洋の柏原君と、早稲田の大迫君、ふたりとも有名だし、注目されてるし、
画面に映る割合が多いのは仕方ないかもしれませんが、
でも、区間新は?というと、明治大学の鎧坂哲哉君(3年)なんですよね。
全員ゴールしたあとに、「そうだったのかー」って感じで。
彼の走りがあまり見れなくて残念でした。



さて、箱根駅伝

出場校

東洋大学、駒澤大学、山梨学院大学、中央大学、
東京農業大学、城西大学、早稲田大学、青山学院大学、日本体育大学、明治大学。

予選会から立ち上がったチームとして
拓殖大学、国学院大、帝京大、中央学院大学、
上武大学、東海大学、日本大学、神奈川大学、専修大学、
それに、学連選抜チーム


私が注目しているのは「拓殖大学」です。
今期、拓殖大学の駅伝監督に就任したのは、岡田正裕監督(65才)。
過去にマラソン選手の松野明美(現在はテレビのバラエティ番組に時々出てますが)を育て、
2006年に亜細亜大学の監督として、箱根駅伝で優勝をもたらした名監督です。
箱根駅伝の予選会での拓殖大学、素晴らしかった。
岡田監督の元、作り上げられたチームが本戦でどんな姿を見せてくれるのか、
とても楽しみです。


拓大復活!岡田監督が「地獄トレ」改革…箱根駅伝予選会
http://hochi.yomiuri.co.jp/event/sports/news/20101016-OHT1T00244.htm



それにもうひとつ。
監督に就任して2年目の東洋大 酒井俊幸監督(34才)(福島県出身)の采配も見たいです。
今期は、柏原君がずっと不調だったようで、伊勢路も、いまひとつだったようですが、
気持ちは「箱根優勝しか無い」という柏原君の発言に、期待しています。


東洋大は3連覇なるでしょうか、早大が出雲、伊勢、そして箱根と3冠なるでしょうか。
それとも駒澤が来るでしょうか、それとも?
選手のみなさんには頑張って欲しいです。




(総括というかまとめ)
全体的に、1、2年生の選手の走りが良かったように思います。ということは、
当分の間、観る側にとっては楽しみが続くということがいえます。
今大会でいうと、ラストは見応えがありました。
8区を走った日大のケニア人留学生ベンジャミン(2年)が7人抜きをして、
11位から一気に4位まであげる走りをしたと思ったら
それに続いた東海大の村澤明伸君が、またまた素晴らしくて、
東海大を9位から5位に躍進させました。
村澤君は、箱根駅伝予選会は足の負傷で欠場でしたが、今回は魅せてくれました。
ちなみに、東海大学には、1区を走った早川翼君(2年)もいて、
このふたり、チームメイトでありながら、お互いを高める関係にいるようで、
今後が楽しみです。
そういえば、村澤君は、アンカーなのにゴールに近くなって、
胸の襷を外して手に持って走ったんですが、
あれは、どういう意味だったのかな?

一方で、関東と、関東以外の大学と、あまりにも差がついている印象を持ちました。
途中の繰上げスタート、その大学の数の多さに、、「う~ん」と思ってしまったのも事実。
そして、瀬古さんの迷解説には、いつも笑ってしまいます。

例えば

「今日は天候がすごくいいんですね。曇りでちょっと追い風気味で湿度もちょうどいいと呼吸もしやすいですから。」
「お父さんやお母さんがね、うれしいと思いますよ。涙が出ますね。」←猪俣選手のとき。

まるで、一般視聴者みたいな感想。(笑)




おまけ
瀬古利彦 「全日本駅伝総評」
http://www.tv-asahi.co.jp/ekiden/contents/seko/index.html





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